ソーシャルレンディングが高金利な理由

年利5パーセントから10パーセントと言う、非常に高金利の運用を期待することが可能なソーシャルレンディングですが、マイナス金利となっている今の日本で、年利5パーセントから10パーセントと言うのは、とても高い水準の金利になります。ソーシャルレンディングを運営している幾つかの企業の案件を分析すると、高金利の原因は判明します。ソーシャルレンディングが高金利のサービスを提供できるのは、不動産を取り扱っている企業に融資しているためです。不動産は昔から比較的利益を得やすいビジネスになります。日本で提供されるソーシャルレンディングが高金利なのは不動産によって支えられているためということになります。日本でソーシャルレンディングを運営している企業は、過去にノンバンクが負っていたのと似たような役割を果たしています。

理由は投資先が不動産業界だから

不動産は昔から儲かるといわれていますが、近頃はサラリーマンの副業としてアパートを経営している人も少なくありません。投資を行うという観点では不動産というのは優秀な投資先ということになります。不動産は百万円で購入した物件に付加価値を付けると一千万円で売却できることも珍しくありません。四つの区画になっている隣接した土地を全て購入して一つの区画にして売却するだけでも、その区画の価格は上昇することになります。不動産業界では半年間や一年間ぐらいで百万円購入した不動産が、倍の値段の二百万円で売却できるということも充分にあります。そういう意味では5パーセントから10パーセントという高金利でソーシャルレンディングを提供しても問題なく運用できるということになります。

不動産会社が銀行からお金を借りない訳

ソーシャルレンディングの投資先である不動産会社が、なぜ金利が安くなっている銀行からではなくソーシャルレンディングを運営している企業からお金を借りているのかというと、既に不動産会社は銀行から上限額までお金を借りているためと考えられます。銀行はお金を基本的に不動産の物件に対して貸し出す訳ではなく、不動産会社に対して貸し出すことになります。そうなると、限度額を設定せざるを得なくなります。不動産のプロジェクトに対して銀行が融資することもありますが、数千万円規模のソーシャルレンディングが取り扱うような案件に対しては銀行にとってメリットがあまりないため、基本的に取り扱うことがありません。仕入れることができれば利益を生む物件はあるけれども、そのための資金がないときにプロジェクトごとに、資金を調達して融資を行っているというのが今の日本が提供するソーシャルレンディングの実態であると考えられます。